立正地理学会は、1935年頃より本格的な活動を開始した立正歴史地理学会にその源を求めることができ、のち第2次世界大戦後に至って田中啓爾教授を中心とする地理学教室の教員と卒業生によって、立正地理学会が設立され再出発しました。大戦後の不自由な時代にあっても研究発表大会、例会、野外巡検などが活発に行われ、1955年には長年の願望であった研究報告の創刊号が刊行されました。この研究報告は1964年に『地域研究』と改称して面目を新たにし、以後年2回発行しています。
本学会は卒業生の親睦を深める一方、学外からも広く研究者の入会を得、地理学研究の場として発展しています。